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失われた十年とは?

うしなわれたじゅうねん

失われた十年とは、日本バブル経済崩壊後の1990年代に経験した長期的な景気停滞・経済低迷の時代を指す言葉です。

「失われた十年」(うしなわれたじゅうねん)とは、主に1990年代初頭から2000年代初頭にかけての日本経済の長期停滞期を指す言葉です。1980年代後半に株価・地価が異常に高騰したバブル経済が崩壊したことを直接の契機として、長期間にわた不況・デフレ・経済成長の停滞が続きました。その後も景気の本格回復が遅れたため、「失われた二十年」「失われた三十年」という表現も使われるようになっています。

この時期に日本経済を苦しめた主な要因は以下のとおりです。

  • 不良債権問題:バブル崩壊後に大量の不良債権を抱えた銀行・金融機関が経営危機に陥り、信用収縮が起きた
  • 資産デフレ:地価・株価の長期下落が続き、担保価値の毀損と消費・投資の萎縮をもたらした
  • デフレスパイラル:物価下落が企業収益・賃金の低下を招き、さらなる需要減少を招く悪循環が生じた
  • 財政政策の限界:大規模な公共投資が繰り返されたが、持続的な成長回復には至らなかった

この時代には1997年の山一証券・北海道拓殖銀行の破綻など金融機関の経営破綻が相次ぎ、社会的な不安感が高まりました。就職難も深刻化し、この時期に就職活動をした世代は「就職氷河期世代」と呼ばれ、その後の所得・雇用格差に大きな影響を残しました。経済学的には、日本の事例はその後の先進国における金融危機対応・金融政策(ゼロ金利・量的緩和)の重要な教訓として世界中で研究されています。

使い方・例文

「失われた十年」は日本経済を語る上で欠かせない概念で、バブル崩壊の影響がいかに長期にわたるかを示す歴史的事例として経済学の教科書に登場します。

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