同工異曲とは?
どうこういきょく
同工異曲とは、見かけや表現は異なるが、内容や手法の本質は同じであることを表す四字熟語です。
同工異曲(どうこういきょく)は、手法や技巧(工)は同じでも、表面的な形(曲)が異なること、あるいは逆に「見た目は違うが結局やっていることは同じ」という意味で使われる四字熟語です。元は音楽や文学の技法の評価に用いられた表現です。
語源は中国・唐代の文人韓愈(かんゆ)の文章に由来するとされ、もともとは「技巧(工)は同じ水準でも、楽曲(曲)の趣が異なる」という肯定的なニュアンスで用いられました。しかし日本では転じて「外見は違っても内実は同じ」というやや否定的・批判的なニュアンスで使われることが多くなっています。
現代語での主な用法は次のとおりです。
- 似たような政策・商品・作品が乱立していて差別化がない場合の批評
- 手法や議論が変わっているように見えて、本質的な結論が変わらない状況
- 複数のアプローチを試みたが、どれも同じ問題にぶつかるケース
類義語には「五十歩百歩」「大同小異」などがあります。ただし「大同小異」は「大部分は同じで細部が違う」という意味合いが強く、同工異曲は「技法・手段の類似」に焦点があるという点で微妙に異なります。文学・政治・ビジネス評論など、書き言葉での批評的文脈でよく用いられます。
使い方・例文
「両社の新製品は仕様書こそ異なるが、基本的な設計思想は同工異曲で、消費者には大きな違いは感じられなかった。」
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