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加藤唐九郎とは?

かとうとうくろう

加藤唐九郎とは、志野・織部など美濃古陶の復元生涯を捧げた日本の陶芸家で、昭和を代表する陶の巨匠の一人です。

加藤唐九郎(かとう とうくろう、1898〜1985年)は、愛知県出身の陶芸家です。本名は加藤音二郎で、美濃焼の古陶磁研究復元中心に、独自の芸術世界を確立した昭和の巨匠として知られています。

唐九郎は若くして陶芸を志し、名古屋・瀬戸の窯場で技術を磨いた後、桃山時代に焼かれた志野・黄瀬戸・瀬戸黒・織部といった美濃古陶の研究に没頭しました。文献だけでなく、古窯跡の発掘調査を自ら行い、当時失われていた古陶の土・釉薬・焼成技術を科学的・実証的に復元していきました。この業績は日本陶芸史上のきわめて重要な貢献とされています。

唐九郎の陶芸の特徴として以下が挙げられます。

  • 志野焼の粗い長石釉と赤みのある緋色の復元
  • 桃山陶芸の大らかさと力強さを現代に甦らせた造形感覚
  • 古窯の調査・発掘に基づく歴史的考証の徹底
  • 茶陶・花器・食器など実用と芸術を融合した作品

1951年には重要無形文化財保持者(人間国宝)の候補にも挙がりましたが、後年の永仁の壺(偽作問題)事件で一時的に評価が揺らぎました。しかし、彼が果たした美濃古陶復元への情熱と業績は、現代の陶芸研究・制作に今なお大きな影響を与えています。

使い方・例文

茶道具や日本の陶芸を語る場面で「加藤唐九郎は失われていた桃山の志野焼の技術を復元し、現代に伝えた功績が大きい」のように言及されます。

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