刻舟求剣とは?
こくしゅうきゅうけん
刻舟求剣とは、時代や状況の変化に気づかず古い方法や考えにこだわる愚かさを戒める四字熟語です。
「刻舟求剣(こくしゅうきゅうけん)」は、変化する現実を無視して固定した方法や過去の常識にとらわれる愚かさを表す四字熟語・故事成語です。
語源は中国の思想書『呂氏春秋』に収められた故事です。ある楚の人が舟から川に剣を落としてしまい、「後で探せるように」と舟の側面に剣が落ちた場所の印を刻みました。しかし舟は動き続けているため、舟が岸に着いてから刻んだ場所の水中を探しても剣は見つかりません。川底で剣は動いていないのに舟(=状況)が動いているのに気づかなかったことを笑った故事です。
この故事から、「刻舟求剣」は次のような場面で使われます。
- 時代の変化を無視して旧来の慣習や制度に固執するとき
- 状況が変わったにもかかわらず過去の成功体験を押し付けるとき
- 変化する事実を認識せず、固定的な前提で問題を解こうとするとき
ビジネス・教育・政治など幅広い分野で「時代遅れの思考法」を批判する文脈で引用されます。類義語には「古い慣習に縛られる」「頭が固い」などの表現が対応します。柔軟な発想や状況適応の重要性を説く際の対比として用いられることが多い語です。
使い方・例文
「デジタル化が進む中でいまだに紙の台帳にこだわるのは刻舟求剣のそしりを免れない」のように、変化への対応を求める場面で登場します。
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