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利益剰余金とは?

りえきじょうよきん

利益剰余金とは、会社が過去から積み上げてきた税引後の利益の累計額で、株主資本の一部として貸借対照表に計上される内部留保です。

利益剰余金(りえきじょうよきん、Retained Earnings)とは、企業が毎期の営業活動で獲得した純利益のうち、配当や役員賞与として社外に流出せずに会社内部に蓄積してきた金額の累計です。貸借対照表純資産の部に「株主資本」の一区分として表示されます。

利益剰余金は大きく2種類に分類されます。

  • 利益準備金:会社法の規定により、剰余金を配当するたびに配当額の10分の1を積み立てることが義務付けられています。資本準備金と合計して資本金の4分の1に達するまで積み立てが必要です。
  • その他利益剰余金:任意積立金(設備投資目的などで積み立てる任意の準備金)と繰越利益剰余金(処分されずに翌期へ繰り越された利益)に分かれます。

利益剰余金が潤沢であることは、企業が安定的に利益を上げ、内部に財務的余裕を持っていることを示します。一方、長年赤字が続くと利益剰余金がマイナス(欠損金)になることもあり、これを「繰越欠損金」と呼びます。

株主還元の観点からは、利益剰余金の大きさは将来の配当余力や自社株買いの原資として注目されます。また、企業買収の場面では「資産価値」としても評価対象になります。内部留保として批判されることもありますが、設備投資や危機対応の資金としての役割も担っています。

使い方・例文

企業の決算発表で「内部留保が過去最高を更新」と報道される際に参照される数字が利益剰余金に相当します。また、株主総会の議案として「繰越利益剰余金の処分(配当金の支払い)」が審議される場面でも登場します。

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