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今村紫紅とは?

いまむらしこう

今村紫紅とは、明治・大正期に活躍した日本画家で、近代日本画の革新運動を担い独自の装飾的表現を追求した作家です。

今村紫紅(1880〜1916年)は、神奈川県出身の日本画家で、本名は今村雄二郎といいます。短い生涯ながらも日本画の近代化に大きな足跡を残しました。

紫紅は初め川端玉章に師事して伝統的な日本画の基礎を学びましたが、その後岡倉天心が率いる日本美術院に参加し、横山大観菱田春草らと肩を並べて活動しました。明治期の日本画壇では、西洋絵画の写実主義に対抗しながら日本固有の美意識を問い直す運動が盛んで、紫紅もその中核を担う一人でした。

彼の画風は大胆な構図と鮮やかな色彩が特徴で、インドへの旅が作風に大きな変化をもたらしたといわれます。南国の強烈な光と色彩の体験は、装飾性と写実性を融合させた独自のスタイルへと結実しました。代表作「熱国之巻」などには、南方の自然を豊かな色彩とリズミカルな線で描いた力強さが見られます。

惜しくも36歳で没しましたが、その革新的な姿勢は後の近代日本画に多大な影響を与えています。近代日本絵画の流れを語るうえで外せない存在のひとりです。

使い方・例文

「今村紫紅の名は、明治・大正の日本画革新を学ぶ際や、日本美術院の歴史を辿る展覧会の解説でよく登場します。」

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