ワーグナーチューバとは?
わーぐなーちゅーば
ワーグナーチューバとは、作曲家リヒャルト・ワーグナーが楽劇のために考案した金管楽器で、ホルンとチューバの音色を組み合わせた独特の楽器です。
ワーグナーチューバ(Wagner tuba)は、19世紀ドイツの作曲家リヒャルト・ワーグナーが、楽劇「ニーベルングの指環」(四部作、1876年初演)のために考案・導入した金管楽器です。チューバという名が付いていますが、実際にはホルン奏者が演奏するホルン系統の楽器であり、外見も音色もチューバとは大きく異なります。
ワーグナーは、ホルンの柔らかな音色とチューバの重厚な低音域の中間に位置する音を求めてこの楽器を開発しました。ホルンと同様にロータリーバルブを備え、ホルンのマウスピースで吹奏します。テナーとバスの2種類があり、通常は2本ずつ計4本をセットで使用します。
ワーグナーの後に続く作曲家たちも次々とこの楽器を採用しました。代表的な使用例には以下があります。
- アントン・ブルックナー:交響曲第7番・第8番・第9番
- リヒャルト・シュトラウス:「エレクトラ」「アルプス交響曲」
- ベーラ・バルトーク:弦楽器・打楽器とチェレスタのための音楽
演奏機会が限られる特殊な楽器ですが、その独特の音色は深みと神秘性を持ち、大編成のオーケストラ作品において他の楽器では代替できない役割を担っています。
使い方・例文
クラシック音楽のコンサートプログラムや解説書で「ブルックナーの交響曲第8番ではワーグナーチューバが荘厳な響きを加えています」という形で紹介されます。
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