ルミノバとは?
るみのば
ルミノバとは、時計の文字盤や針に塗布される蓄光材料で、光エネルギーを蓄えて暗所で長時間発光する安全な夜光素材です。
ルミノバ(LumiNova)とは、スイスのRC TRITEC社が開発・製造する蓄光(蓄光発光)素材で、時計の文字盤・針・インデックスなどに塗布して暗所での視認性を確保するために使われます。日本の根本特殊化学株式会社が開発した蓄光技術を基にスイスで時計用途に最適化した製品で、「スーパールミノバ(Super-LumiNova)」の名称でも広く知られています。
ルミノバの発光原理は蓄光です。アルミン酸ストロンチウムを母材とし、希土類元素(ユーロピウム等)を添加した素材が、自然光・蛍光灯・LED光などの可視光や紫外線を吸収してエネルギーを蓄積し、暗所で緑色・青色・白色などの光を長時間放出します。
以前の時計夜光素材であったラジウムやトリチウム(放射性物質)と異なり、ルミノバは放射線を一切発しない安全な素材です。この安全性から1990年代以降、高級機から実用時計まで幅広く採用が進みました。主な特徴は次のとおりです。
- 充電と放電を繰り返せるため経年劣化が少ない
- グレード(A型・B型など)によって輝度・残光時間が異なる
- ダイバーズウォッチやミリタリー系時計では特に重要な性能指標
高級腕時計の仕様書や評価記事では「スーパールミノバ塗布」の記述が頻繁に登場し、暗所での視認性を評価する際の基準素材となっています。
使い方・例文
夜中に腕時計を見たとき、充電不要で針や数字がぼんやり光って時刻が読める—これがルミノバ(スーパールミノバ)の蓄光発光によるものです。
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