ルイ・セーズ様式とは?
るいせーずようしき
ルイ・セーズ様式とは、18世紀後半のフランスでルイ16世治世期に栄えた新古典主義的な建築・家具・インテリアの様式で、装飾を抑えた優美な直線美が特徴です。
ルイ・セーズ様式(Louis XVI Style)とは、フランス国王ルイ16世が在位した1774年から1792年頃を中心に発展した、建築・家具・インテリア・工芸における新古典主義様式のことです。「セーズ」はフランス語で「16」を意味します。
この様式は、直前の時代に流行したロカイユ(ロココ)様式の過剰な曲線装飾や非対称性への反省として生まれました。古代ギリシャ・ローマの遺跡発掘が盛んになった18世紀中頃の古典主義復興運動(ネオクラシシズム)の影響を強く受け、直線・左右対称・幾何学的秩序を重視する洗練された美学を打ち立てました。
家具の主な特徴としては以下が挙げられます。
- 細く真っすぐに削り出したテーパード脚(先細りの脚)
- 溝彫り(フルーティング)による縦線装飾
- 花綱・月桂樹・羊の頭などの古典的モチーフ
- マホガニーや薔薇木などの上質な材木と繊細な寄木細工(マルクトリー)
代表的な工芸家にジョルジュ・ジャコブやジャン=アンリ・リーズネルらがおり、マリー・アントワネットの好みと深く結びついた優美な様式として知られています。
現在でもアンティーク家具の分類や室内装飾の参照様式として言及されることが多く、フランスの工芸史における重要なスタイルのひとつです。
使い方・例文
アンティークショップや美術館の展示で「ルイ・セーズ様式のアームチェア」として紹介される、細く溝彫りされた脚と落ち着いた直線美を持つ椅子がこの様式の典型例です。
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