本文へスキップ

ランベルト正積方位図法とは?

らんべるとせいせきほういずほう

ランベルト正積方位図法とは、地球上の任意の点を中心に面積を正確に保ちながら平面に投影する地図投影法で、半球や大陸規模の主題図に広く用いられます。

ランベルト正積方位図法(Lambert Azimuthal Equal-Area Projection)とは、スイス数学ヨハン・ハインリヒ・ランベルト(Johann Heinrich Lambert)が1772年に考案した地図投影法のひとつです。地図上のすべての領域で面積比が地球上と等しくなる「正積性」と、中心点から見た方位が正確に表現される「方位性」を合わせ持っています。

地球は球体であるため、平面の地図に描き起こすと必ず何らかの歪みが生じます。メルカトル図法は形の正確さ(正角性)を重視する一方で高緯度の面積が拡大されます。ランベルト正積方位図法は面積の忠実な再現を優先するため、各国の大きさを正確に比べたい場合に適しています。ただし中心から離れるほど形(角度)の歪みは大きくなる点に注意が必要です。

この投影法が使われる主な場面は次のとおりです。

  • 大陸・半球単位の人口分布・気候帯・植生などの主題図
  • ヨーロッパ・北極・南極を中心とした地域地図
  • 統計データを面積に比例させて表示するカルトグラム的な用途
  • EUや国連機関が公表する地図での採用

GISソフトウェアでは「LAEA」と略称されることが多く、EPSG:3035(欧州統計局が使用するヨーロッパ向けLAEA座標系)のように特定の用途に合わせた座標参照系として定義されています。面積の正確さが求められる地理分析や政策立案の場面で欠かせない投影法です。

使い方・例文

ヨーロッパ各国の人口密度や農業用地の分布を視覚的に比較する統計地図を作る際、ランベルト正積方位図法が使われます。面積が正確に保たれるため、色の濃淡が実際の密度を正しく反映できます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語