ムチゴケとは?
むちごけ
ムチゴケとは、日本の湿った渓谷や山地の岩上に生育するムチゴケ科の苔類(たいるい)で、鞭のように細長く伸びる葉状体が名前の由来です。
ムチゴケ(学名:Bazzania tridens など)は、ムチゴケ科ムチゴケ属に分類されるコケ植物の苔類(たいるい)です。蘚類(蘚苔類のうちスギゴケなどの仲間)とは異なり、苔類は茎と葉の区別が不明確な葉状体や、腹葉を持つのが特徴です。
ムチゴケ属は茎が細長く横に這い、先端部が鞭状に伸びる特徴があります。この鞭のような伸び方(鞭状枝)が「ムチゴケ(鞭苔)」の名の由来です。葉は茎の両側と腹面の3列に並び、腹葉(下面の小さな葉)が存在することで苔類と識別されます。
日本では渓谷沿いの湿った岩上・倒木・林床などに生育し、豊かな水分と薄暗い環境を好みます。
- 分類:ムチゴケ科ムチゴケ属(苔類)
- 形態:鞭状に伸びる細長い茎・腹葉あり
- 生育環境:渓谷沿いの湿岩・倒木・林床
- 識別点:鞭状枝と腹葉の存在
苔類の中でも分布が広く種数も多いムチゴケ属は、蘚苔類研究(ブリオロジー)の分野で重要な研究対象のひとつです。
使い方・例文
「渓流沿いの湿った岩にマット状に広がるムチゴケは、苔類(たいるい)の観察実習でルーペを使って腹葉や鞭状枝を確認する教材として使われることがあります。」
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