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ミツクリザメとは?

みつくりざめ

ミツクリザメとは、深海に生息する非常に珍しいサメの一種で、前方に突き出した平たい吻(吻部)と独特の顎の構造を持つことで知られる生きた化石です。

ミツクリザメ(学名:Mitsukurina owstoni)は、ミツクリザメ科ミツクリザメ属に属する深海性のサメです。英名は「Goblin shark(ゴブリンシャーク)」といい、その妖怪めいた外見から名付けられました。世界中の深海(主に水深200〜1,300メートル前後)に分布しますが、生息数が少なく発見例も限られているため、生態の多くがいまだ解明されていません。

最大特徴は、長く平たく突き出した「吻(ふん)」と、驚くほど前方に飛び出すことができる顎です。通常時は口が引っ込んでいますが、餌を捕らえる際に顎が急速に突出する「スリングショット式摂餌」を行います。この捕食行動はサメの中でも特異で、深海で素早く獲物を捕らえるための進化的適応と考えられています。

体色は生時にはピンクがかった白色をしており、皮膚が薄いため血管が透けて見えることによるものです。全長は通常3〜4メートル程度ですが、大型個体はそれ以上に達するとされています。

「ミツクリ」という和名は、明治時代の動物学者・箕作佳吉(みつくり かきち)に由来し、日本近海で最初に科学的な記載がなされたことを反映しています。古い系統を残す「生きた化石」的な存在として学術的な関心も高く、深海探査でたまに撮影される映像がSNSや報道で話題になることがあります。

使い方・例文

「深海調査中にミツクリザメが撮影されたというニュースが世界中で話題になった」のように、深海生物・珍しいサメの話題で登場します。

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