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ポインティリズムとは?

ぽいんてぃりずむ

ポインティリズムとは、点描とも呼ばれる絵画技法で、小さな色点を規則的に並べて視覚的な混色を生み出す19世紀末の芸術運動です。

ポインティリズム(Pointillism)は、絵具を混ぜ合わせて色を作る代わりに、純粋な色の小さな点(ドット)をキャンバス規則的に配置し、見る人の目の中で色が混ざって見える「視覚混色」の効果を狙う絵画技法です。日本語では「点描主義」とも訳されます。

フランスの画家ジョルジュ・スーラが1880年代に体系化し、「グランド・ジャット島の日曜日の午後」(1884〜1886年)がその代表作として知られています。スーラの友人ポール・シニャックもこの技法を推進し、理論的・普及的な役割を担いました。ポインティリズムは新印象主義(ネオ・インプレッショニズム)の中心的な技法として位置づけられています。

この技法の科学的背景には、19世紀の光学・色彩理論(シュヴルールの色彩対比論やオグデン・ルードの色彩研究)があります。絵具を物理的に混ぜると色が濁る(減法混色)のに対し、点を並べることで網膜上での混色(加法混色に近い効果)を実現し、より明るく純粋な色彩表現を目指しました。

ポインティリズムはその後のフォーヴィスムや表現主義にも影響を与え、現代のデジタル印刷(ドット印刷)や液晶ディスプレイのサブピクセル方式にも通じる考え方として再評価されています。

使い方・例文

美術館でスーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」を近くで見ると無数の色点が並んでいるだけに見え、少し離れると人物や風景がくっきり浮かび上がるという体験が、ポインティリズムの視覚混色を実感させてくれます。

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