フランジバックとは?
ふらんじばっく
フランジバックとは、カメラのレンズマウント面から撮像素子(またはフィルム面)までの距離を指す、光学設計上の重要な規格値です。
フランジバック(Flange Back Distance、またはフランジフォーカルディスタンス)とは、カメラボディのレンズ取り付け面(マウントのフランジ面)から、撮像素子やフィルム面までの距離を指します。単位はミリメートルで表され、各カメラシステムの規格として厳密に定められています。
フランジバックはレンズの光学設計と密接に関係しており、レンズが正確に合焦するためにはこの距離が規格通りに保たれている必要があります。一眼レフカメラ(SLR)は内部にミラーボックスを持つため、フランジバックが比較的長くなります。一方、ミラーレスカメラはミラーがないため、フランジバックをより短くでき、これがミラーレス機の薄型化やレンズ設計の自由度向上につながっています。
主なカメラシステムのフランジバックの例としては次のようなものがあります。
- キヤノンEFマウント(一眼レフ):約44mm
- ニコンFマウント(一眼レフ):約46.5mm
- ソニーEマウント(ミラーレス):約18mm
- キヤノンRFマウント(ミラーレス):約20mm
ミラーレスカメラはフランジバックが短いため、マウントアダプターを介して一眼レフ用レンズを光学的な問題なく装着できるという利点があります。レンズ設計や異なるマウント間の互換性を考える際に欠かせない概念です。
使い方・例文
「ソニーEマウントはフランジバックが短いため、各社の一眼レフ用レンズをアダプター経由で問題なく使える。」カメラのレンズ互換性やマウントアダプターを選ぶ際によく出てくる用語です。
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