フランシス・プーランクとは?
ふらんしす・ぷーらんく
フランシス・プーランク(1899〜1963)は、フランス「六人組」の一員として知られる作曲家で、軽快なユーモアと深い宗教性を兼ね備えた独自のスタイルで多くの名作を残しました。
フランシス・プーランク(Francis Poulenc、1899〜1963)は、パリ生まれのフランスの作曲家・ピアニストです。裕福な製薬会社一族の家庭に育ち、正規の音楽院教育を受けることなく独学とリカルド・ヴィニェスへのピアノ指導で音楽の素養を身につけました。
1920年代にエリック・サティの影響を受けた若手作曲家グループ「フランス六人組」の一員として注目を集めました。六人組はロマン派の重厚さを排し、日常的・娯楽的な要素を積極的に音楽へ取り込む姿勢を持っていました。プーランクはその中でも最も長く活躍し、多様なジャンルで高水準の作品を残した存在です。
音楽的な特徴として、快活でウィットに富んだ旋律と、予想外の和声転換が挙げられます。一方で深刻な宗教体験(1936年の信仰回帰)を経てから、「カルメル会修道女の対話」(オペラ)や「スターバト・マーテル」のような内省的・宗教的な大作も書くようになりました。
主要な作品ジャンルと代表作は次のとおりです。
- 声楽曲・歌曲:メロディーの名手として150曲以上
- 室内楽:フルート・ソナタ、クラリネット・ソナタ
- オペラ:「カルメル会修道女の対話」
- ピアノ曲:ノクターン、インプロムプチュなど多数
フランス語の語感と詩的表現を活かした歌曲は特に高く評価され、フォーレやドビュッシーと並ぶフランス歌曲(メロディー)の巨匠として今日も広く演奏されています。
使い方・例文
声楽リサイタルのプログラムにしばしば登場し、フランス語を学ぶ声楽家の必修レパートリーとして取り上げられます。室内楽や現代フランス音楽の解説でも頻出の人物です。
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