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ピクチャープレーンとは?

ぴくちゃーぷれーん

ピクチャープレーンとは、絵画において画家と対象物の間に仮想的に置かれた平らな透明面のことで、三次元空間を二次元に変換する基準となる概念的な平面です。

ピクチャープレーン(picture plane)とは、絵画の透視図法(パースペクティブ)を理解・説明するための概念で、見る者の目と描かれる対象物の間に垂直に立てられた仮想の透明平面のことです。日本語では「絵画面」「図画面」などと訳されることがあります。

15世紀イタリアのルネサンス期、建築家フィリッポ・ブルネレスキや理論家レオン・バッティスタ・アルベルティらが線遠近法(一点透視法)を体系化する際に、この概念が基礎として用いられました。アルベルティは絵画をガラスの窓(透明なピクチャープレーン)を通して世界を見ることにたとえ、画家はその窓に映る像を写し取るのだと説明しました。

ピクチャープレーンは次のような機能を持ちます。

  • 消失点・地平線(アイレベル)の基準となる
  • 三次元の奥行き空間を二次元の画面に変換する際の「写像面」として機能する
  • デッサンや透視図を描く際に、画面上のどの点が実空間のどこに対応するかを決定する

現代の美術教育では、ピクチャープレーンの概念を理解することがリアルな空間表現の習得に欠かせないとされています。また、現代美術・抽象絵画においては、ピクチャープレーンそのものの平面性を意識的に強調・解体するアプローチも多く見られます。

使い方・例文

透視図法を学ぶデッサンの授業で「ピクチャープレーンを意識して消失点を設定する」という使い方が典型的です。また現代美術の評論では「作家はピクチャープレーンの平面性を前景化している」といった文脈で登場します。

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