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ノン・ルフールマン原則とは?

のん・るふーるまんげんそく

ノン・ルフールマン原則とは、迫害や拷問の危険がある国へ難民や庇護申請者を送還してはならないという国際法上の原則です。

ノン・ルフールマン(non-refoulement)原則とは、国際難民法および国際人権法における基本原則の一つで、生命や自由が脅威にさらされるおそれのある領域へ、いかなる者も強制的に送還・追放してはならないことを定めたものです。フランス語の「refouler(押し返す、追い返す)」に由来します。

この原則の主な法的根拠は以下の通りです。

  • 1951年難民条約第33条:締約国は難民をその生命・自由が脅威にさらされる領域の国境へ追放・送還してはならない
  • 1984年拷問等禁止条約第3条:拷問の危険がある国への送還を禁止
  • 自由権規約(市民的・政治的権利に関する国際規約)第7条:非人道的扱いを受ける国への送還禁止

ノン・ルフールマン原則の重要な特徴は、その絶対的性格にあります。原則として例外が認められず、たとえ対象者が犯罪者であったり、安全保障上の脅威とみなされる場合であっても、送還先での迫害・拷問のリスクがある限り送還は許されないとされます(難民条約上は例外規定があるものの、拷問禁止条約上は絶対的禁止とされます)。

現代の難民・移民問題において、各国の国境管理や強制送還の場面でこの原則の遵守が問われることが多く、欧州や日本の難民認定問題においても頻繁に参照される重要な概念です。

使い方・例文

「難民申請中の人物を出身国に送還しようとした政府の対応が、ノン・ルフールマン原則に違反するとして批判を受けた」のように、難民・人権の文脈で登場します。

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