テングニシとは?
てんぐにし
テングニシとは、日本の太平洋岸・東シナ海などに分布するフジツガイ科の大型巻貝で、長く突き出た水管溝が天狗の鼻に例えられた貝です。
テングニシ(天狗螺)は、腹足綱フジツガイ科(旧ニシ科)に属する大型の巻貝です。学名はHemifusus ternatanus(分類改訂により異名あり)。主に日本の太平洋側・東シナ海・フィリピン周辺の水深十数〜数十メートルの砂泥底に生息します。
最大の外見的特徴は貝殻の先端(水管溝)が著しく長く伸びることで、その姿が天狗の長い鼻を連想させることから「テングニシ」の名が付きました。殻高は大きなものでは20センチメートル以上に達し、ニシ類の中でも目立つ大型種です。殻表面は褐色〜灰白色で、縦肋と螺肋が交差した格子状の彫刻が入っています。
肉食性で、二枚貝や多毛類などを捕食します。移動速度は遅いですが、強靭な筋肉で獲物の貝を押し開いて食べます。
食用としては身の味がよく、刺身・煮つけ・ゆでて食べる方法が知られています。大型で見栄えがするため、市場や鮮魚店でも一定の需要があります。また貝殻は標本・工芸品として利用されることもあります。
使い方・例文
産地の漁港や鮮魚市場でテングニシが並ぶと、その大きさと特徴的な長い水管溝で目を引きます。貝殻標本コレクターにとっても形状が個性的で人気の種です。
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