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スペクトラム拡散とは?

すぺくとらむかくさん

スペクトラ拡散とは、信号を広い周波数帯域に意図的に拡散させることで、妨害耐性・秘匿性・多重アクセスを実現する無線通信技術です。

スペクトラ拡散(Spread Spectrum)とは、通信信号を本来必要な帯域よりも広い周波数帯域に拡散させて送受信する技術の総称です。拡散された信号はノイズに似た形になるため、傍受・妨害に対して強い特性を持ちます。

主な方式は以下のとおりです。

  • 直接拡散(DS-SS):擬似雑音符号(PN符号)を信号に乗算して帯域を拡散する方式。CDMAの基盤技術
  • 周波数ホッピング(FH-SS)搬送波周波数をPN符号に従って高速に切り替える方式。Bluetoothが採用
  • チャープ拡散:周波数を掃引する方式で、LoRa(IoT向け通信)などで利用

スペクトラム拡散の主な利点は、妨害波耐性の高さ・秘匿性・他システムとの干渉低減・多重アクセス(CDMA)への応用が可能な点です。受信側は対応する符号を持つことで信号を復元できます。

携帯電話(第3世代CDMA2000・W-CDMA)、無線LAN、GPS、軍事通信など広範な分野で採用されており、現代の無線通信インフラを支える重要な基盤技術となっています。

使い方・例文

GPSでは複数の衛星が同じ周波数帯を共用しながら通信できますが、これはスペクトラム拡散のCDMA技術によって各衛星の信号を符号で区別しているためです。

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