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シュンランとは?

しゅんらん

シュンランとは、日本の山野に自生するラン科の多年草で、春に淡黄緑色の花を咲かせる古来より親しまれた野生ランです。

シュンラン(春蘭)は、ラン科シュンラン属(Cymbidium goeringii)に分類される多年草で、日本中国朝鮮半島台湾など東アジアに広く分布します。日本では低山の林床や草地など比較的乾いた環境に自生し、各地でごく身近な野生ランのひとつとして知られてきました。

花期は3〜4月で、高さ10〜25センチほどの花茎に1輪の花をつけます。花は淡黄緑色で、唇弁(リップ)には赤紫色の斑点が入るのが特徴です。葉は濃い緑色で細長く、やや硬くざらつき、根元から束になって伸びます。

観賞上の特徴として以下の点が挙げられます。

  • 香りが控えめで上品な清涼感がある
  • 葉の斑(ふ)入り品や花色の変異個体が多く、古典園芸植物として数百年の歴史を持つ
  • 栽培では水はけのよい用土と半日陰の環境が適する
  • 共生菌根菌との関係が深く、移植や種子繁殖は難しい

古来、中国では「蘭」といえばシュンランやその近縁種を指すことが多く、君子の徳に例えられてきました。日本でも江戸時代から盛んに栽培が行われ、「東洋ラン」の代表格として愛好家に珍重されています。現在は乱獲や自生地の減少により地域によっては個体数が減少しており、持続可能な保全が課題です。

使い方・例文

山野草の展示会では、葉に白や黄色の斑が入ったシュンランの銘品が多数出品され、愛好家の間で高値で取引されることがあります。

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