サンドロ・ボッティチェリとは?
さんどろ・ぼってぃちぇり
サンドロ・ボッティチェリとは、15世紀フィレンツェで活躍したイタリア初期ルネサンスの画家で、神話や宗教をテーマにした優美な作品で知られます。
サンドロ・ボッティチェリ(Sandro Botticelli、1445〜1510年)はフィレンツェ生まれのイタリア人画家です。メディチ家の庇護のもとで活躍し、ギリシャ神話や新プラトン主義思想を取り入れた独自の様式で、優雅で線的な美しさを持つ作品を多数残しました。
ボッティチェリの作風は、輪郭線を重視した繊細な描写・人物の優美な身体表現・詩的で夢幻的な雰囲気が特徴です。ルネサンス期に盛んになった古典古代への回帰と、キリスト教的な精神性を独自のバランスで融合させました。
主な代表作は以下の通りです。
- 「ヴィーナスの誕生」(ウフィツィ美術館蔵)
- 「春(プリマヴェーラ)」(ウフィツィ美術館蔵)
- 「東方三博士の礼拝」
- 「マニフィカートの聖母」
晩年はサヴォナローラの宗教改革運動の影響を受けて作風が暗くなり、自らの世俗的な作品を悔いたとも伝えられます。生前は高く評価されましたが、死後しばらく忘却された後、19世紀の美術評論家ジョン・ラスキンらによって再発見され、現在では西洋美術史において欠かせない画家として広く知られています。
使い方・例文
「ボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』は、貝の上に立つ女神の姿が優美な線と色彩で描かれ、ルネサンス絵画の象徴的な作品として世界中で親しまれています」というように、美術史やイタリア文化を紹介する文脈でよく登場します。
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