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コンクリート詩とは?

こんくりーとし

コンクリート詩とは、言葉の意味だけでなく、文字・音・視覚的配置そのものを表現素材として使う前衛的な詩の形式です。

コンクリート詩(Concrete Poetry)とは、詩の表現素材を言葉の意味や韻律だけに限定せず、文字の形・配置・色・音響的効果など視覚的・音声的要素積極的に利用する前衛詩の形式です。「具体詩」とも呼ばれます。

1950年代にブラジルや欧州で同時多発的に生まれた運動で、ブラジルの「ノイガンドレス」グループ(デシオ・ピニャタリなど)やスイスのオイゲン・ゴムリンガーらが理論と実践の両面で牽引しました。ゴムリンガーの「silencio」(「silence」という語を繰り返す中央に空白を置いた作品)は、コンクリート詩の代表例として広く知られています。

コンクリート詩の特徴的な手法には以下があります。

  • タイポグラフィ的配置:ページ上の文字の位置そのものが意味を担う
  • 視覚詩(カリグラム):文字を絵や図形として配置する
  • 音の反復・変形:音の繰り返しや変奏が詩の構造を作る
  • 最小限の語彙:ときに一語だけで作品を構成する

コンクリート詩は文学と視覚芸術の境界を溶かす試みとして、グラフィックデザイン・タイポグラフィ・デジタルアートにも影響を与え続けています。日本では瀧口修造・山中散生らが近縁の実験的詩作を展開しました。

使い方・例文

「水」という文字を波のように並べて海の動きを表現する作品のように、コンクリート詩では文字の視覚的配置自体がメッセージとなります。

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