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エンツォ・マーリとは?

えんぞまーり

エンツォ・マーリとは、倫理的・社会的視点からデザインを問い続けたイタリアの著名なプロダクトデザイナーで、「デザインの民主化」を訴えた思想家でもあります。

エンツォ・マーリ(Enzo Mari、1932〜2020年)は、イタリア・ノヴァーラ生まれのプロダクトデザイナーです。ミラノのブレラ美術アカデミーで美術を学んだ後、デザインの世界に入りました。その活動は製品設計にとどまらず、教育・執筆・展覧会のキュレーションなど幅広い分野に及びました。

マーリのデザイン哲学の核心は「デザインは社会のためにあるべきだ」という信念です。消費主義やマーケティング優先のデザイン業界に対して批判的な立場を貫き、シンプルで機能的、かつ誰もが使えるデザインを追求しました。

代表的な活動として次のものが挙げられます。

  • 「自分でつくる家具」プロジェクト(1974年):木材と釘だけで作れる家具の設計図を無償公開し、DIYデザインの先駆けとなった
  • アレッシ社との協働:キッチン用品などのプロダクト設計
  • ダネーゼ社との長期協力:パズルや文房具など機能美あふれる製品群
  • 著書『プロジェット・エ・パッショーネ』など理論的著作

晩年まで資本主義的デザインへの批判を発信し続け、デザインが持つ社会的責任を訴えました。2020年に逝去した後も、その思想と作品は世界中のデザイナーや研究者に影響を与え続けています。

使い方・例文

「エンツォ・マーリの名前は、デザイン倫理や「社会のためのデザイン」を議論する場で頻繁に引用され、彼の家具プロジェクトは今もDIYデザインの古典として紹介されます。」

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