エスクローとは?
えすくろー
エスクローとは、売買取引の安全性を高めるために、第三者機関が代金や書類を一時的に預かり、条件が満たされた時点で当事者に引き渡す仕組みです。
エスクロー(Escrow)とは、契約の当事者(売主と買主)の間に信頼できる第三者(エスクロー機関)が介在し、取引の条件が確実に履行されるまで代金・書類・資産などを保管し、条件成就後に各当事者へ引き渡す取引保全の仕組みです。語源は古フランス語の「escroue(証書)」に由来します。
エスクローが必要とされる背景には、「先にお金を払ったら商品が届かない」「先に商品を送ったら代金が払われない」という取引リスクがあります。エスクローはこのリスクを解消するために、条件を満たすまで資金を中立的な第三者が管理します。
主な活用場面は以下のとおりです。
- 不動産取引:アメリカでは物件の売買に際してエスクロー会社が代金・権利書類・登記手続きを管理するのが一般的
- 企業M&A:買収代金の一部を一定期間エスクロー口座に留め置き、表明保証違反が生じた際の補償財源とする
- ネット通販・フリマ:購入者の支払いをプラットフォームが一時預かりし、商品受取確認後に出品者へ送金する
- ソフトウェアライセンス:ソースコードをエスクロー機関に預け、ベンダー倒産時にユーザーが取得できるようにする
日本では「決済代行」や「エスクローサービス」として普及しており、フリマアプリや一部のEC取引では標準的な仕組みとして取り入れられています。信頼性の低い相手との取引や高額取引において、トラブル防止と安心感の提供に大きく貢献しています。
使い方・例文
フリマアプリで商品を購入した際、支払いはアプリ運営が一時預かりし、購入者が商品の受取を確認してから出品者へ代金が送金される仕組みがエスクローの典型例です。
この用語をシェア
最終更新: