ウェル基礎とは?
うぇるきそ
ウェル基礎とは、橋脚や桟橋などの構造物を支えるために、地盤に円筒形または箱形の躯体を沈下させて構築する深礎工法の一種です。
ウェル基礎(well foundation)とは、土木・建設分野で使われる深礎工法のひとつで、上部の構造物の荷重を深い地盤に伝えるために採用される基礎形式です。鋼製または鉄筋コンクリート製の円筒形・箱形の構造体(ウェル)を地中に沈めることで、支持力の高い固い地盤や岩盤まで荷重を伝達します。
施工方法の代表的なものとして、以下があります。
- オープンウェル工法:ウェル内部の土砂を掘削しながら自重で沈下させる方法
- ニューマチックケーソン工法:圧縮空気を送り込んで浸水を防ぎながら内部を人力で掘削する方法
ウェル基礎は、特に河川や海峡を横断する大型橋梁の橋脚基礎として多く採用されます。深い水底や軟弱地盤でも大きな水平力・鉛直力に耐えられる点が特徴で、地震力や水流による横力にも強い構造となっています。日本では大きな橋の基礎工事の際に多く使われており、河川内での施工が多いため、ウェルを一時的に浮かべて現場まで曳航してから沈設するケースもあります。
設計上はウェルの直径や沈設深度、地盤の支持力を慎重に検討する必要があり、大規模な土木工事における重要な技術のひとつです。
使い方・例文
大きな川に橋を架ける工事で、橋脚の基礎として川底に円筒形のウェルを沈設し、固い地盤に到達させる場面でウェル基礎という言葉が使われます。
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