イ・チャンドンとは?
いちゃんどん
イ・チャンドンは韓国を代表する映画監督・脚本家で、社会の矛盾と人間の痛みを繊細に描く作風で国際的に高く評価されています。
イ・チャンドン(이창동)は1954年に韓国・大邱で生まれた映画監督・脚本家です。もともと小説家として文壇でキャリアを積んだ後、映画界へと転身したという異色の経歴を持ちます。
1997年の監督デビュー作『グリーンフィッシュ』から、韓国の急速な近代化のなかで取り残された人々の葛藤を鋭く描き、注目を集めました。2000年の『박하사탕(ペパーミント・キャンディ)』では時間を逆行させる独自の構成で、ある男性の人生と韓国現代史の悲劇を重ね合わせ、高い評価を得ました。
2002年には文化観光部長官として政府入りするという異例の経歴を経て映画界に戻り、2007年の『密陽(シークレット・サンシャイン)』でカンヌ国際映画祭女優賞を獲得。さらに2010年の『ポエトリー アグネスの詩』では脚本賞を受賞しました。
2018年の『バーニング』は村上春樹の短編を原作とし、カンヌで国際映画批評家連盟賞を受賞。彼の映画は階級格差・暴力・喪失・赦しといったテーマを正面から扱い、押しつけがましさなく観客の内側に問いを残す点が特徴です。
使い方・例文
「社会派でありながら詩的な韓国映画」を紹介するコンテキストで、イ・チャンドン監督の作品が頻繁に取り上げられます。
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