アレクセイ・フォン・ヤウレンスキーとは?
あれくせいふぉんやうれんすきー
アレクセイ・フォン・ヤウレンスキーはロシア出身のドイツ表現主義画家で、色彩豊かな肖像画や瞑想的な「頭部」連作で知られます。
アレクセイ・フォン・ヤウレンスキー(Alexej von Jawlensky、1864〜1941)はロシアのトヴェリ生まれの画家で、ドイツ表現主義の重要な担い手として知られています。
ロシア陸軍の将校だった彼は30代で画業に転向し、1896年にミュンヘンへ移住。フランスに学びポール・セザンヌやアンリ・マティスの影響を強く受けた後、独自の色彩表現を確立しました。カンディンスキーやパウル・クレーらと交流し、1909年には「ノイエ・キュンストラーフェライニング(新芸術家連盟)」の設立に参加、表現主義運動の核に加わります。
彼の作品の主な特徴は次のとおりです。
- 輪郭を黒い太い線で囲み、原色に近い強烈な色面で塗り分ける「合成主義」的手法
- 人間の顔・頭部を繰り返し描いた「頭部(Köpfe)」連作 — 晩年に向けて顔が抽象化・単純化されていく
- 宗教的・精神的な探求を視覚化した「救世主の頭部」「瞑想」などのシリーズ
第一次世界大戦中はロシア人として敵性外国人とみなされたためスイスへ退去し、戦後はヴィースバーデンに定住しました。晩年は関節炎が悪化して筆を持つことも困難になりながらも制作を続けました。彼の作品はドイツ各地の美術館に所蔵されており、表現主義研究に欠かせない存在です。
使い方・例文
美術の授業でドイツ表現主義を学ぶ際に、カンディンスキーとともにヤウレンスキーの「頭部」連作が紹介され、色と形で感情を表す手法の例として取り上げられます。
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