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スピロノラクトンとは?作用のしくみ・使われ方・副作用をわかりやすく解説

公開 2026年7月1日

この記事は 「スピロノラクトンとは?」 の解説をくわしく掘り下げたものです。

スピロノラクトンは、ホルモンの一種「アルドステロン」のはたらきを抑えることで、体の余分な水分と塩分(ナトリウム)を尿として出しつつ、カリウムは体内に保つ「カリウム保持性利尿薬」です。心不全や肝硬変による腹水、ホルモンの異常による高血圧などに使われます。

どんな薬か(作用のしくみ)

腎臓の尿細管には、アルドステロンが結合すると「ナトリウムをためて、カリウムを捨てる」スイッチがあります。スピロノラクトンはこのスイッチ(アルドステロン受容体)にフタをして、はたらきをブロックします。その結果、ナトリウムと水分が尿として出て、むくみや血圧が下がる一方、ふつうの利尿薬では失われがちなカリウムは保たれます。

主な使われ方

  • 慢性心不全:少量を他の薬に追加すると予後を改善することが大規模試験で示され、標準治療の一つになっています。
  • 肝硬変による腹水・むくみ:肝硬変ではアルドステロンが高まりやすく、相性のよい利尿薬として使われます。
  • 原発性アルドステロン症・治療抵抗性高血圧:アルドステロンが過剰なタイプの高血圧に効果的です。
  • 抗アンドロゲン作用を期待した使い方:男性ホルモンを抑える作用もあり、女性のにきびや多毛に用いられることもあります(保険適用外のことがあります)。

注意したい副作用

  • 高カリウム血症:カリウムを保つ薬のため、上がりすぎると不整脈の原因になります。ACE阻害薬・ARB・カリウム製剤との併用や腎機能低下時はとくに注意が必要です。
  • 女性化乳房・月経異常:ホルモンへの作用で、男性で乳房がふくらむ、女性で月経が乱れることがあります。

定期的な血液検査でカリウム値や腎機能を確認しながら使うのが一般的です。

この記事は一般的な解説で、診断・治療の助言ではありません。服用の判断は必ず医師・薬剤師にご相談ください。
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