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オゾン層とは?役割やオゾンホールをわかりやすく解説

公開 2026年7月3日

この記事は 「オゾン層とは?」 の解説をくわしく掘り下げたものです。

オゾン層とは、地球の上空にある大気の層のうち、オゾンという気体が特に多く集まっている部分のことです。太陽から届く有害な紫外線を吸収し、地上の生き物を守る大切なはたらきをしています。ここでは、オゾン層の仕組みや役割、そして一度は大きな問題となったオゾンホールについてわかりやすく解説します。

オゾン層とは

大気は地面に近いほうから対流圏、成層圏などに分かれています。オゾン層は、そのうち地上からおよそ10〜50kmほどの高さにある成層圏に存在し、オゾンの濃度が高い層をさします。オゾンは酸素の仲間で、酸素原子が3つ結びついた気体です。空全体にうすく広がっており、集めても厚さは数ミリ程度にしかならないといわれますが、この薄い層が地球の環境を大きく支えています。

オゾン層の役割

オゾン層のもっとも重要な役割は、太陽の光にふくまれる紫外線を吸収することです。紫外線のなかでも生き物に有害なものは、浴びすぎると皮膚がんや目の病気の原因になったり、植物やプランクトンなどの生態系に悪い影響をあたえたりします。オゾン層はこうした有害な紫外線の多くをさえぎり、地上に届く量を減らしてくれています。まさに地球の「日よけ」や「バリア」のような存在といえます。

オゾンホールとフロンによる破壊

ところが20世紀の後半、南極の上空でオゾンが極端に少なくなる現象が見つかりました。これがオゾンホールです。原因のひとつが、かつて冷蔵庫やエアコン、スプレーなどに広く使われていたフロンという物質でした。フロンは大気中で分解されにくく、成層圏まで上がってから紫外線を受けて分解し、そこで生じた成分がオゾンを次々にこわしてしまいます。オゾン層がうすくなると、地上に届く有害な紫外線が増えてしまうため、世界的な問題として注目されました。

国際的な保護の取り組み

この問題に対して、世界の国々が協力して対策に取り組みました。1985年のウィーン条約、そして1987年に採択されたモントリオール議定書によって、オゾン層をこわすフロンなどの物質を減らし、やがて使わないようにしていくことが国際的に決められました。各国がこの取り組みを進めた結果、原因物質は大きく減り、オゾン層は少しずつ回復に向かうと考えられています。地球規模の環境問題に世界が協力して立ち向かった代表例として知られています。

私たちとの関わり

オゾン層は遠い上空のできごとに思えますが、私たちのくらしと深くつながっています。紫外線が強い日には日焼け対策を心がけることや、フロンを使った古い機器を捨てるときに正しく処理することは、身近にできることの一つです。オゾン層を守る取り組みは今も続いており、環境について考えるうえで大切なテーマといえるでしょう。

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