貝原益軒とは?
かいばらえきけん
貝原益軒は江戸時代前期から中期にかけての儒学者・本草学者で、「養生訓」など多数の実用的・教育的著作を残した知識人です。
貝原益軒(かいばらえきけん、1630〜1714年)は、江戸時代前期から中期にかけて活躍した筑前藩(現在の福岡県)の儒学者・本草学者・教育者です。84歳という当時としては驚くべき長寿を全うし、その長寿の秘訣をまとめた著作「養生訓」は今日でも広く読まれています。
益軒は若年期から博物学・本草学(薬草・植物の研究)に深い関心を持ち、長崎遊学などを通じて西洋・中国の知識を吸収しました。藩儒(藩に仕える儒学者)として福岡藩に出仕しながら、精力的に著述活動を続けました。
主要な著作とその内容は次のとおりです。
- 「養生訓」:健康・長寿のための生活心得を説いた書。飲食・睡眠・運動・精神の節度を重視
- 「大和本草」:日本固有の動植物・鉱物を体系的に記述した本草書で、日本博物学の基礎を築いた
- 「女大学」:女性の教育・生活規範を示した書(後世の評価は再考が求められているが、当時広く普及)
- 「和俗童子訓」:子どもの教育に関する書
益軒の業績の意義は、儒学的倫理を基盤としながらも実証的・実用的な視点で知識を整理・普及させた点にあります。学問を特権階級だけでなく広く庶民にも届けようとする姿勢が、近世日本の知識普及に大きく貢献しました。
使い方・例文
「健康な生活習慣を学ぼうとして、江戸時代の古典「養生訓」を手に取る人が今でも多く、貝原益軒の名前とともに語られます。」
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