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誤情報効果とは?

ごじょうほうこうか

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誤情報効果とは、出来事を経験した後に誤った情報を与えられることで、元の記憶が変容・歪曲される現象です。

誤情報効果(Misinformation Effect)は、認知心理学記憶心理学の概念で、ある出来事を経験した後に、その出来事に関する誤った情報(誤情報)に接することで、元の出来事の記憶が書き換えられたり、存在しなかった細部が記憶に追加されたりする現象を指します。

この現象を体系的に研究したのは、心理学者エリザベス・ロフタスです。彼女は1970年代以降、交通事故の映像を見せた後に誘導的な質問をすることで、目撃者の記憶が変容することを実験的に示しました。有名な実験では、「車が止まれの標識のところで衝突した」などの誤情報を含む質問をすることで、実際には存在しなかった標識を「見た」と答える被験者が増えることが確認されています。

誤情報効果が生じるメカニズムには複数の説明があります。

  • 記憶痕跡の上書き説:元の記憶が誤情報によって直接書き換えられるという考え方
  • 検索時競合説:元の記憶と誤情報の記憶が共存し、思い出す際に誤情報が優先されるという考え方
  • 社会的受容説:権威ある人物からの誤情報を信頼して受け入れてしまうという考え方

この研究は、目撃証言の信頼性に深刻な疑問を投げかけるものとして、法律・司法の分野にも大きな影響を与えました。現代では、SNS上でのフェイクニュースが記憶に与える影響を説明する概念としても注目されています。

使い方・例文

交通事故の目撃者が警察の誘導的な尋問を受けることで、実際には見ていなかった車の色を「確かに見た」と証言してしまうケースが、誤情報効果の典型例として挙げられます。

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