管絃祭とは?
かんげんさい
管絃祭とは、広島県の嚴島神社で毎年旧暦6月17日に行われる雅楽と舟遊びを組み合わせた、日本三大船神事のひとつに数えられる祭りです。
管絃祭(かんげんさい)は、広島県廿日市市の世界遺産・嚴島神社(厳島神社)で催される、平安時代から続く格調高い神事です。毎年旧暦6月17日(新暦では7月から8月ごろ)に開催されます。
祭りのハイライトは、御座船(ござぶね)と呼ばれる船の上で雅楽が演奏されながら宮島の海を巡る行列です。龍頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)という龍や鷁(想像上の鳥)の装飾をほどこした船を中心に、供奉船が海上を練り歩きます。たいまつが灯された夜の瀬戸内海に雅楽の音色が響き渡る光景は、幻想的な美しさで知られています。
起源は平安時代まで遡るとされ、平清盛が嚴島神社を崇敬し、貴族文化の粋である管絃(雅楽の合奏)を神事に取り入れたことが始まりとも伝わります。管絃祭は日本三大船神事のひとつに数えられており、他に大阪の天神祭、福岡の博多祇園山笠(諸説あり)などが挙げられます。
神社から出発した御座船は、対岸の地御前神社まで渡り、再び嚴島神社へ戻る海上行列を行います。地元の人々は小舟を漕いで行列に加わり、祭りを盛り上げます。
使い方・例文
夏の嚴島観光の際、「今日はちょうど管絃祭の夜だ」と気づいたなら、ぜひ海辺で御座船の行列を見物しましょう。ライトアップされた大鳥居と雅楽の音色が重なる情景は、写真映えするだけでなく、平安時代の貴族文化を体感できる稀有な体験です。
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