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相互理解可能性とは?

そうごりかいかのうせい

相互理解可能性とは、異なる言語または方言を話す者同士が学習なしに互いの言葉を理解できる程度のことで、言語と方言の境界を議論する際の重要な概念です。

相互理解可能性(そうごりかいかのうせい、Mutual Intelligibility)とは、ある言語または方言の話者が、別の言語・方言の話者の発話を、特別な学習や訓練なしにどれだけ理解できるかを示す概念です。言語学社会言語学において、「言語」と「方言」の区別を論じる際の核心的な基準とされています。

相互理解可能性には方向性があり、AがBを理解できてもBがAを理解できない「非対称的な相互理解可能性」が存在します。たとえばデンマーク語話者はノルウェー語をある程度理解できますが、逆の理解度は異なる場合があるとされています。

言語と方言の区別における相互理解可能性の役割として以下が議論されます。

  • 高い相互理解可能性がある場合、それらは「同一言語の方言」とみなされやすい
  • 低い相互理解可能性でも政治的・文化的理由で「同一言語」とされることがある
  • 逆に高い理解可能性があっても政治的理由で「別言語」として扱われることもある

「言語とは陸軍と海軍を持った方言である」という有名な言葉が示すように、言語と方言の区別は純粋に言語学的なものではなく、政治・民族・文化的要因が大きく絡んでいます。相互理解可能性はその議論に客観的な指標を与えようとするものの、測定方法・対象・文脈によって結果が変わるため、単一の基準として使うには限界もあります。

使い方・例文

「スペイン語とポルトガル語は相互理解可能性が比較的高く、特に書き言葉では互いにある程度理解できるとされています」という形で、言語類型論や比較言語学の説明で登場します。

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