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橘曙覧とは?

たちばなあけみ

橘曙覧は幕末期の歌人で、日常生活の中に喜びを見出した「たのしみは〜」の連作歌で広く知られる越前の歌人です。

橘曙覧(たちばな あけみ、1812〜1868年)は幕末期に越前(現在福井県)で活躍した国学者・歌人です。家業の商家を離れ、在野の学者として清貧な生活を送りながら歌道と国学の研究に専念しました。

曙覧の代表作独楽吟』で、「たのしみは〜」の上の句で始まる52首の短歌連作です。仕事に疲れた後の読書の楽しみ、子どもたちの寝姿を眺める喜び、妻の手料理を食べる幸せなど、身近な日常の中にある小さな幸福を率直に詠んだものです。その素朴で親しみやすい内容は、現代においても多くの人に愛されています。

歌風としては万葉調を重んじ、人工的な修辞より真情の表現を優先しました。師として影響を受けた本居宣長・賀茂真淵の国学思想が背景にあり、「もののあはれ」を大切にする姿勢が貫かれています。

曙覧は生前にはさほど広く知られませんでしたが、明治以降に正岡子規が高く評価したことで再評価が進みました。また1994年のクリントン米大統領来日の際に「たのしみは」の歌が引用されたことで国際的にも注目を集めました。

使い方・例文

「たのしみは 朝おきいでて 昨日まで なかりし花の 咲ける見る時」など、小さな日常の喜びを詠んだ歌として授業や随筆で紹介されます。

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