散華とは?
さんげ
散華とは、仏教の法要や慶讃行事で仏・菩薩を讃えるために花びらや蓮の花形の紙を撒く儀式、またはその紙片のことです。
散華(さんげ)とは、仏教の儀礼において仏・菩薩の来臨を歓迎し讃嘆するために、花びらや蓮の花をかたどった色紙を空中に撒く行為、およびその際に使われる紙片(散華紙)の総称です。「散花」とも書きます。
もともとは古代インドの儀礼に由来し、仏の功徳を讃えて生花を撒く習慣が仏教とともに中国・日本へ伝わりました。日本では実際の花びらの代わりに、蓮の花びらや吉祥文様を描いた和紙が使われるようになり、今日では精巧な芸術作品として珍重されるものもあります。
散華が行われる主な場面は以下の通りです。
- 寺院の落慶法要・開山記念などの慶讃法会
- 大法要での諸天鬼神の奉迎場面
- お盆の棚経などの儀礼
- お守りや記念品として配布される場合
現代では、東大寺・薬師寺・法隆寺など大寺院の大法要で僧侶が高所から散華を撒く場面が有名です。また、寺院が配布する散華は絵葉書のように収集する人も多く、仏教文化の魅力を発信するアイテムとしての役割も担っています。散華は仏教の荘厳(しょうごん)の概念を視覚化したものとして、伝統芸術の観点からも評価されています。
使い方・例文
東大寺の大仏開眼会などの大法要では、法会の場に僧侶が色とりどりの散華を撒き、参拝者がそれを拾い集める光景が見られます。
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