推論サーバーとは?
すいろんさーばー
推論サーバーとは、学習済みのAI・機械学習モデルをAPIなどのインターフェースで提供し、入力データに対する予測・分類・生成などの推論処理を実行するサーバーシステムです。
推論サーバー(Inference Server)とは、機械学習・ディープラーニングによって事前に学習されたモデルを本番環境に配置し、外部からのリクエストに対してリアルタイムまたはバッチで推論(Inference)処理を提供するサーバーシステムです。「モデルサービング(Model Serving)」を担うシステムと言い換えることもできます。
AI開発のフローは大きく「学習フェーズ」と「推論フェーズ」に分かれます。推論サーバーは後者を担い、クライアントからREST APIやgRPCなどを通じてデータを受け取り、モデルで処理した結果を返します。
推論サーバーに求められる主な要件は以下の通りです。
- 低レイテンシ:リアルタイム推論では応答速度が重要
- 高スループット:多数のリクエストを同時並行で処理できること
- スケーラビリティ:負荷に応じてスケールアウトできること
- モデルバージョン管理:複数バージョンのモデルを切り替えられること
代表的な推論サーバーソフトウェアには、NVIDIA Triton Inference Server、TensorFlow Serving、TorchServe、ONNX Runtimeなどがあります。また、GPUを搭載したサーバーを用いることで大規模言語モデル(LLM)などの重いモデルの推論を高速化する構成も一般的です。クラウドサービスのAI推論エンドポイントも推論サーバーの一形態です。
使い方・例文
画像認識AIをWebアプリに組み込む場合、ユーザーがアップロードした画像データをAPIで推論サーバーに送り、サーバーがモデルで物体を認識して結果を返す、というアーキテクチャがよく使われます。
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