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成瀬巳喜男とは?

なるせみきお

昭和期を代表する日本の映画監督で、女性の心理や庶民の生活を繊細なタッチで描いた作風で高い評価を受けた巨匠です。

成瀬巳喜男(なるせ みきお、1905〜1969)は、日本映画史を代表する映画監督の一人です。東京出身で、松竹・PCL(後の東宝)に在籍し、主に昭和期の日本映画の黄金時代を支えました。生涯に89本の作品を監督した多作な映画人でもあります。

成瀬の作品には以下のような特徴があります。

  • 女性の内面・感情・葛藤丁寧に描くことへの一貫したこだわり
  • 高峰秀子・原節子・京マチ子ら名女優との協働による印象的な人物描写
  • 台詞よりも表情や仕草、場の空気感で物語を語る繊細な演出
  • 東京の庶民の日常や家族関係をリアルに切り取る生活感覚

代表作には「めし」(1951)「山の音」(1954)「浮雲」(1955)「乱れる」(1964)などがあります。特に「浮雲」は日本映画史の傑作と称されることが多く、高峰秀子との組み合わせで生まれた名作です。

小津安二郎・黒澤明と並ぶ日本映画の三巨匠として国際的にも評価が高く、フランスや欧米のシネフィル(映画愛好家)からも熱狂的な支持を受けています。

使い方・例文

映画史の授業や日本映画特集で「浮雲」が上映される際、成瀬巳喜男の名は「女性映画の巨匠」として必ず言及されます。

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