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意味論的外在主義とは?

いみろんてきがいざいしゅぎ

語や概念の意味は話者の心の中だけで決まるのではなく、外部の世界や社会的文脈によって決定されるという言語哲学上の立場です。

意味論的外在主義とは、言葉の意味や内容は話者の心理状態・信念・意図だけでは決まらず、話者が置かれた物理的・社会的環境によって部分的に規定されるという言語哲学の立場です。

この考え方を体系的に提唱したのは哲学者ヒラリー・パトナムで、1970年代に「双子地球」の思考実験によって広く知られるようになりました。地球とまったく同じ惑星で「水」と呼ばれる液体がH₂Oではなく別の化学物質XYZだった場合、住民が同じ心理状態をもっていても両者の「水」という語の意味は異なる、という論証です。パトナムはここから「意味は頭の中にない」という有名な結論を導きました。

関連する主要な論点には以下のものがあります。

  • 自然種語の意味:「金」「水」「虎」などの語は、その本質的な科学的性質(元素番号、分子構造など)によって外部から意味が固定される。
  • 社会的分業:専門家集団が語の正確な基準を担い、一般話者はその権威に依存して語を使用する。
  • クリプキの固定指示子:ソール・クリプキも固有名詞や自然種語が可能世界を通じて同一の対象を指示すると論じ、外在主義を補強した。

意味論的外在主義は認識論・心の哲学にも波及し、「広い内容」と「狭い内容」の区別、あるいは思想の個人化をめぐる論争を生みました。現代の言語哲学・認知科学において中心的な議論の出発点となっています。

使い方・例文

「水」という語を使うとき、話者が化学を知らなくてもH₂Oという外部の事実がその語の意味を確定するという文脈で、この概念が登場します。

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