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地中貯留(CCS)とは?

ちちゅうちょりゅう

地中貯留(CCS)とは、工場発電所で回収した二酸化炭素を地下の地層に圧入して長期間封じ込める技術で、大気中へのCO2放出を防ぐ手段です。

地中貯留(CCS:Carbon Capture and Storage)とは、大気汚染源から回収した二酸化炭素CO2)を超臨界状態または液体状に圧縮し、地下深部の地層に圧入・封じ込める技術です。CCSの「C」はCapture(回収)、「S」はStorage(貯留)を意味します。

CCSのプロセスは大きく3段階で構成されます。

  1. 回収:発電所・製鉄所・セメント工場などの大規模排出源でCO2を分離・捕集する(カーボンキャプチャー技術を使用)。
  2. 輸送:回収したCO2をパイプラインや船舶で貯留サイトへ運ぶ。
  3. 圧入・貯留:地下800m以上の深さにある多孔質の砂岩層などにCO2を圧入し、上部の不透水層(キャップロック)で封じ込める。

貯留に適した地層の条件としては、十分な貯留容量・透水性を持つ帯水層(塩水帯水層)や、採掘跡の枯渇油田・ガス田などが挙げられます。CO2は地下の高圧環境で超臨界状態となり、時間とともに岩石鉱物と反応して炭酸塩化し、より安定した形で固定されます。

ノルウェーのスライプナーCCSプロジェクトは1996年から操業を続ける世界最初の商業規模実証として知られています。日本でも北海道苫小牧での実証実験が行われました。長期的な安全性の監視と地震リスクへの対応が今後の普及に向けた課題です。

使い方・例文

北海道の苫小牧港沖では、日本CCS調査株式会社が主導する実証試験で、CO2を海底下の地層に圧入する実験が行われ、技術的な実現可能性と安全性のデータが蓄積されました。

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