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作庭記とは?

さくていき

作庭記とは、平安時代後期に成立した日本最古の造園書で、庭園の作り方や禁忌を記した古典文献です。

『作庭記』は、平安時代後期(11〜12世紀ごろ)に成立したとされる日本最古の造園に関する書物です。作者については橘俊綱(たちばなのとしつな)説が有力ですが、確定はしていません。

内容は庭石の置き方、遣水(やりみず)の流し方、島の作り方、植栽の配置など、寝殿造庭園を設計・造営するための具体的な指針が記されています。また、禁忌(タブー)に関する記述も多く、石の向きや配置を誤ると「石の祟り」があるといった当時の信仰も反映されています。

主な内容の柱は以下の通りです。

  • 石組みの原則:自然石を用いた景観の構成方法
  • 遣水の設計:水の流れを自然に見せる技法
  • 禁忌の記述:庭造りにおける吉凶の慣習
  • 植栽と島の配置:池泉庭園の基本構成

本書は後世の日本庭園論に大きな影響を与え、枯山水や回遊式庭園に至るまで続く日本庭園美学の源流として高く評価されています。現在も造園学・日本建築史の重要な一次資料です。

使い方・例文

大学の日本庭園史の講義では、平安期の造園思想を学ぶ際に『作庭記』が必読文献として取り上げられます。

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