ローレンツ曲線とは?
ろーれんつきょくせん
ローレンツ曲線とは、所得や資産の分配がどれほど不平等かを視覚的に示すために用いられるグラフです。
ローレンツ曲線は、20世紀初頭にアメリカの統計学者マックス・ローレンツが考案した、所得・資産・富などの分布の不平等度を表す曲線です。横軸に人口の累積割合(低所得順に並べた)、縦軸に所得の累積割合をとり、実際の分布をグラフ上に描きます。
もし所得が完全に均等に分配されているならば、曲線は対角線(均等分配線)と一致します。実際の社会では所得の偏りがあるため、曲線は対角線の下側に弓なりに膨らみます。この膨らみが大きいほど、格差が大きいことを意味します。
ローレンツ曲線から導かれる代表的な指標がジニ係数です。ジニ係数は、均等分配線とローレンツ曲線で挟まれた面積を、均等分配線より下の三角形の面積で割った値であり、0(完全平等)から1(完全不平等)の間の値をとります。
ローレンツ曲線の主な活用場面は以下のとおりです。
- 国内の所得格差の推移把握
- 国際間の経済的不平等の比較
- 税・社会保障政策の効果測定
- 教育や医療資源の分配分析
経済学・社会政策・開発学などの分野で広く用いられており、格差社会の議論に欠かせない基本ツールです。
使い方・例文
政府が所得再分配政策の効果を評価する際にローレンツ曲線を用い、政策前後でジニ係数がどう変化したかを比較する場面でよく登場します。
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