ロペ・デ・ベガとは?
ろぺ・で・べが
ロペ・デ・ベガとは、スペイン黄金世紀を代表する劇作家・詩人で、驚異的な多作ぶりから「自然の怪物」とも呼ばれた人物です。
ロペ・デ・ベガ(Lope de Vega、1562〜1635年)の正式名はフェリックス・ロペ・デ・ベガ・イ・カルピオといい、スペインのマドリード生まれの劇作家・叙事詩人・小説家です。セルバンテスと並んでスペイン文学の黄金時代(シグロ・デ・オロ)を代表する巨人として位置づけられます。
アリストテレスの演劇理論に縛られず、当時の観客が好む娯楽性・民衆性を重視した「新しい喜劇の術(Arte nuevo de hacer comedias)」(1609年)を著し、スペイン国民演劇の形式を確立しました。三幕構成、悲喜劇の混合、詩形の多様な使用などをその原則として示しました。
生涯に書いたとされる作品数は諸説ありますが、戯曲だけで数百篇に上るとされ、
- 「フエンテオベフーナ(羊の泉)」:農民が暴君に立ち向かう名作
- 「犬は藁の中で」:嫉妬をテーマとした喜劇
- 「セビリャの星」
などが代表作として知られます。波乱万丈な私生活(複数の恋愛・結婚・晩年の修道士生活)も伝説的で、その生涯自体が一篇の小説のようだと評されます。
使い方・例文
「スペイン語の授業でロペ・デ・ベガの「フエンテオベフーナ」を読み、民衆の怒りを描いたその力強さに驚いた。」スペイン演劇史を語る上で避けては通れない名前で、文学部の必読作家として広く扱われます。
この用語をシェア
最終更新: