レプチンとは?
れぷちん
レプチンとは、脂肪細胞から分泌されるホルモンで、脳の視床下部に作用して食欲を抑制し、体のエネルギーバランスを調整する役割を担います。
レプチンとは、主に白色脂肪組織(脂肪細胞)から分泌されるペプチドホルモンです。ギリシャ語で「細い」を意味する「leptos」を語源とし、体重・食欲・エネルギー代謝を調節する中心的なシグナル分子として機能します。
脂肪細胞の量に比例して血中レプチン濃度が高くなります。レプチンは血流を通じて脳の視床下部にある受容体に結合し、「エネルギーが十分に蓄えられている」というシグナルを伝えます。これにより食欲を抑えるペプチド(α-MSHなど)の分泌が促進され、食欲増進ペプチド(NPYなど)の分泌が抑制されます。
レプチンの主な働きは以下の通りです。
- 食欲抑制:満腹感を促し、過食を防ぐ
- エネルギー消費促進:基礎代謝を高め、脂肪の燃焼を促進する
- 生殖機能との連携:体脂肪が一定量以上ないと生殖機能を抑制する
- 免疫調節:免疫細胞に作用し、炎症反応を調整する
肥満者では血中レプチン濃度が高いにもかかわらず食欲が抑制されない「レプチン抵抗性」が生じることがあります。これはインスリン抵抗性と類似した状態で、肥満の維持や悪化の原因の一つと考えられています。レプチン遺伝子の欠損による極度の肥満は動物実験でも確認されており、肥満治療薬の研究においても重要なターゲットとなっています。
使い方・例文
ダイエット中に急激に体脂肪が減ると血中レプチン濃度が低下し、強い空腹感や代謝低下が起こりやすくなります。これがリバウンドしやすい原因の一つです。
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