フロート型太陽光発電とは?
ふろーとがたたいようこうはつでん
フロート型太陽光発電とは、水面に浮かぶ架台(フロート)の上に太陽光パネルを設置して発電する方式で、ため池や調整池などを活用した太陽光発電システムです。
フロート型太陽光発電(水上太陽光発電)とは、農業用ため池・ダム・調整池・工業用水槽などの水面に浮力を持つ専用架台(フロート)を設置し、その上に太陽光パネルを並べて発電する方式です。英語では「Floating Solar」や「Floatovoltaics」とも呼ばれます。
フロート型の最大のメリットは、陸上の平地や山地を開発することなく、利用されていない水面空間を有効活用できる点です。また、水面の冷却効果によってパネル温度の上昇が抑えられ、通常の地上設置型に比べて発電効率が向上するケースもあります。さらに、水面への日射を遮ることで水の蒸発量を減らし、水源地の水量確保に貢献するという副次的効果も報告されています。
一方で次のような課題もあります。
- 水位変動への対応や係留設備が必要になる
- 水質への影響・生態系への配慮が求められる
- 強風・台風時の耐久性・流出リスクへの対策が必要
- 水中での電気系統の安全管理が求められる
日本は農業用ため池が全国に多数存在することから、フロート型太陽光発電の適地が豊富です。千葉県山倉ダムの設備が国内初期の大型事例として知られ、現在は国内外で導入実績が拡大しています。
使い方・例文
農業用ため池の水面に太陽光パネルを浮かべて発電し、農業施設の電力需要をまかなうとともに、水の蒸発を抑えて貯水量を維持するといった複合的な活用がフロート型太陽光発電の代表例です。
この用語をシェア
最終更新: