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フランチェスコ・ペトラルカとは?

ふらんちぇすこ・ぺとらるか

フランチェスコ・ペトラルカとは、14世紀イタリアの詩人・人文主義者で、恋愛詩集『カンツォニエーレ』によってルネサンス文学とソネット形式の発展に決定的な影響を与えた人物です。

フランチェスコ・ペトラルカ(1304〜1374)はアレッツォ生まれのイタリアの詩人・学者で、「人文主義の父」とも呼ばれます。古代ローマの文献を熱心に研究・収集し、古典の再発見を通じてルネサンス精神の礎を築いた先駆者です。

文学的代表作は俗語(イタリア語)による抒情詩集『カンツォニエーレ(俗語断章集)』です。1327年にアヴィニョンの教会で一目惚れした「ラウラ」という女性への愛を詠んだ366篇からなり、その多くはソネット形式を採っています。ラウラは1348年のペスト禍で世を去りますが、ペトラルカは生前も死後も彼女への思慕を詩に刻み続けました。

『カンツォニエーレ』が後世に与えた影響は甚大です。

  • 14行詩(ソネット)のイタリア式形式(「ペトラルカ式ソネット」)を確立した
  • シェイクスピア、スペンサー、ロンサールら各国の詩人がソネットの技法を継承した
  • 内面の葛藤や感情を詩で表現する個人主義的スタイルを生み出した

ラテン語の著作も多く、キケロら古典ラテン作家の写本を精力的に収集・校訂しました。1341年にはローマでラウレアトゥス(桂冠詩人)の称号を授与され、当時から生前に名声を確立した稀有な詩人でした。ダンテ・アリギエーリ、ジョヴァンニ・ボッカッチョとともにイタリア文学の「三冠」と称されています。

使い方・例文

英語の授業で「シェイクスピアのソネットはペトラルカの影響を強く受けている」と習うように、彼の名は西洋詩の形式と恋愛文学の系譜を語る際に必ず登場します。

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