フジタスケールとは?
ふじたすけーる
フジタスケールとは、竜巻の強さをその被害の程度から推定・分類するための尺度で、気象学者藤田哲也が考案した国際的な指標です。
フジタスケール(Fujita Scale)とは、竜巻の強度を被害の状況から推定して分類する尺度で、日米で活躍した気象学者・藤田哲也(ふじた てつや)が1971年に考案しました。「Fスケール」とも呼ばれ、F0からF5までの6段階で竜巻の勢力を表します。
竜巻は発生が急で短命なため、気象観測機器で直接風速を測定することが非常に難しく、通過後の被害を調査することで強度を推定する手法が採られてきました。フジタスケールはこのような現実的な制約に対応するために設計されました。各段階の目安は以下のとおりです。
- F0(風速約17〜32m/s):木の枝が折れる程度の軽微な被害
- F1(約33〜49m/s):屋根の一部が剥がれるなどの中程度の被害
- F2(約50〜69m/s):家屋の一部が倒壊する相当な被害
- F3(約70〜92m/s):頑丈な家屋が倒壊する激しい被害
- F4(約93〜116m/s):基礎のある建物も破壊される壊滅的な被害
- F5(約117〜142m/s):鉄筋コンクリートも損傷する最大級の被害
アメリカでは2007年に改良版の「EFスケール(Enhanced Fujita Scale)」が導入され、日本でも気象庁が独自の「JEFスケール」を2016年に整備しました。藤田哲也の業績は竜巻研究の礎として今も世界的に評価されています。
使い方・例文
ニュースで「今回の竜巻はF2と推定された」と報じられた場合、それはフジタスケールによる評価であり、家屋の一部倒壊が確認されるほどの強さだったことを意味します。
この用語をシェア
最終更新: