シンディ・シャーマンとは?
しんでぃしゃーまん
シンディ・シャーマンは、自身を被写体にした変装写真で知られるアメリカの現代美術家です。
シンディ・シャーマン(Cindy Sherman、1954年生まれ)は、アメリカを代表するコンセプチュアル・フォトグラファーであり、現代美術家です。写真を主な媒体とし、自らがモデルとなって様々な人物に扮した作品を制作することで知られています。
彼女の代表作「Untitled Film Stills(無題映画スチール)」シリーズは1977年から1980年にかけて制作され、1950〜60年代のB級映画を思わせるシーンを演出した白黒写真で構成されています。登場する女性像はすべてシャーマン本人が演じており、社会が女性に投影するステレオタイプやジェンダー規範を鋭く問い直す内容として高く評価されました。
主な作品の特徴は以下のとおりです。
- 自身がモデルとなり、衣装・メイク・小道具・セットを自ら制作する
- 歴史的名画の登場人物を模した「History Portraits」シリーズ
- 老い・醜さ・アイデンティティの崩壊を探求した晩年の大型カラー作品
- 社会的役割やメディアが作り出す「女性像」への批評的視点
シャーマンの作品はフェミニズム批評やポストモダン芸術の文脈で頻繁に論じられ、現代美術館での展示や競売で高額落札されるなど、現代芸術界に大きな影響を与え続けています。
使い方・例文
「シンディ・シャーマンの作品では、撮影者と被写体が同一人物であるにもかかわらず、そこに映る人物が誰なのかを特定することが難しい」という文脈で、アイデンティティと表象の問題を議論する際に登場します。
この用語をシェア
最終更新: