クータ(背固め)とは?
くーた
クータとは、製本工程において本の背(綴じ部分)に糊や寒冷紗を貼り付けて固める作業のことです。
クータ(背固め)とは、製本における重要な工程のひとつで、折り丁(折りたたまれた用紙の束)を綴じ合わせた後に、本の背(せ)と呼ばれる綴じ部分を補強・安定させる処理です。「クータ」はドイツ語の「Kutta(背固め布)」に由来するという説があります。
背固め工程では、まず本文の背部分に接着剤(糊)を均一に塗布します。次に、寒冷紗(かんれいしゃ)と呼ばれる粗い目のガーゼ状の布を貼り付けて、ページを一体化するとともに背の強度を高めます。さらにクラフト紙などを重ね貼りすることもあります。
背固めが十分に行われていないと、以下のような問題が生じます。
- ページがバラバラに外れやすくなる
- 本の背が割れたり変形したりする
- 長期保存に耐えられない
背固めは上製本(ハードカバー)・並製本(ソフトカバー)を問わず行われる基本工程であり、製本の品質と耐久性を左右する重要な処理です。現代の製本工場では自動化された機械で行われますが、手製本でも同様の手順が踏まれます。
使い方・例文
「本の背固め(クータ)が甘いと、何度も開閉するうちにページが脱落してしまう」のように、製本工程の品質や耐久性を話題にする場面で使われます。
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