CWDMとは?
しーだぶりゅーでぃーえむ
CWDMとは、光ファイバー1本の中に複数の異なる波長の光を同時に通すことで伝送容量を増やす、粗い波長間隔の波長分割多重方式です。
CWDM(Coarse Wavelength Division Multiplexing、粗波長分割多重)とは、1本の光ファイバー上に波長の異なる複数の光信号を同時に伝送する波長分割多重(WDM)技術の一種で、隣り合う波長チャネル間の間隔を20nmと比較的広く設定した方式です。
光の波長帯は一般に1270nmから1610nmの範囲が使われ、20nm間隔で最大18チャネルを収容できます。チャネル間隔が広いため、温度変化による波長ドリフトへの許容量が大きく、波長を厳密に制御する温度制御回路(TEC)が不要になります。その結果、送受信モジュールのコストを低く抑えられるのがCWDMの大きなメリットです。
一方で、チャネル数の上限が18に限られ、エルビウム添加光ファイバー増幅器(EDFA)の増幅帯域外の波長を使うため光増幅が難しく、長距離・大容量伝送には不向きです。これに対し、密な波長間隔(0.4〜0.8nm)で数十〜数百チャネルを実現し光増幅にも対応するのがDWDM(Dense WDM)です。
CWDMは都市内ネットワーク(メトロネットワーク)やデータセンター間接続、アクセス系ネットワークなど、比較的短・中距離で低コストが求められる用途に適しており、PONシステムや産業用ネットワークでも活用されています。
使い方・例文
都市内の複数のデータセンターをつなぐメトロリングネットワークで、1本の光ファイバーに複数社のトラフィックを波長ごとに分けて通す際にCWDMが使われます。
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