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経皮的大動脈弁留置術とは?

けいひてきだいどうみゃくべんりゅうちじゅつ

経皮的大動脈弁留置術(TAVI)とは、胸を開かずにカテーテルで新しい人工弁を大動脈弁の位置に留置する低侵襲な心臓手術です。

経皮的大動脈弁留置術(TAVI:Transcatheter Aortic Valve Implantation)は、大動脈弁狭窄症の患者に対し、カテーテルを用いて折り畳まれた人工弁を体内に挿入し、弁を拡張して大動脈弁の位置に固定する治療法である。従来の開胸手術(外科的大動脈弁置換術)と異なり、胸骨を切開せずに治療できる。

手術手順は以下のとおりである。

  • 鼠径部(大腿動脈)から細いカテーテルを挿入し、大動脈経由で心臓の弁位置まで誘導する(経大腿アプローチが主流)
  • バルーンを膨らませて石灰化した旧来の弁を押し広げる前拡張を行う場合がある
  • 折り畳まれた人工弁(ステント弁)を大動脈弁の位置に展開・固定する

TAVIは2002年に初めて臨床応用され、当初は手術リスクの高い高齢患者や合併症の多い患者への適応に限られていたが、近年はリスクが低〜中程度の患者にも適応が拡大されている。人工弁の耐久性や弁周囲逆流・ペースメーカー留置の必要性などが引き続き検討課題であるが、低侵襲性から高齢化社会における重要な治療法として定着しつつある。

使い方・例文

「85歳の大動脈弁狭窄症患者に開胸手術は危険と判断され、経皮的大動脈弁留置術を行って術後3日で離床できた」という文脈で登場する。

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